ドル円は、金曜22時頃の88.31円から急騰を始め、翌朝までほぼ一本調子の上昇となった。一時は90.76円まで達した。2円強の大幅なドル高だ。
最大のきっかけとなった「米非農業部門雇用者1.1万人減(11月)」は、アナリスト予想が平均マイナス12万5000人と比べるとケタ違いの強い結果である。
これを受け、米株式が急伸。株価の回復で米国債が売られ、このところ金利が抑えられてきた米10年物国債利回りが一転、3.49%台への大幅な上昇を見せた。
統計結果がよく株価が回復するケースでは、最近はリスク許容度が高まり、ドル売りとリスク商品の物色が目立っていたが、今回は米国の「低金利政策の長期化」の大前提となる条件の一つが崩れたため真逆な展開になっている。これは重要な変化だ。
ドルが大幅に買い戻され国際商品が急落している。来週火曜日には、オバマ米統領が、雇用対策について声明を出す予定があり、このドルキャリー巻き戻しと海外商品安は来週も継続することになりそうだ。
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